不動産の相続には注意が必要?
滋賀の相続専門家、おうみアット法務事務所がポイントをお教えします!
「不動産を相続するときに家族と揉めないか心配だ。」
「相続のときにトラブルを起こさないための方法が知りたい。」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
不動産を巡る相続人同士は、トラブルが起きやすく注意が必要です。
そこで、今回は滋賀の専門家が相続のトラブルについて説明します。
□相続する際に起こるトラブルとは
相続する際に起こりやすいトラブルの原因を紹介します。
1つ目は、不動産の分割方法です。
不動産が1つでも複数ある場合でも分割が難しく、売却してお金に換えたい人と住みたい人で対立が起こりやすいです。
共有名義の不動産を相続した場合は、単独名義にしたくてもなかなか上手くいきません。
2つ目は、寄与分に関するトラブルです。
被相続人の生前に、その財産の維持や増加に貢献した相続人には寄与分が認められ、遺産を相続する時に多めに相続されます。
しかし、寄与分を受け取る権利があると思っていても受け取れないことがあると、トラブルに発展してしまうでしょう。
3つ目は、知らない相続人に関するトラブルです。
被相続人の死後に突然、内縁者や隠し子が遺産分割のために現れる場合があります。
今まで疎遠だったのに相続人の権利があると、他の相続人が認めずにトラブルに発展する恐れがあるでしょう。
4つ目は、遺言の内容が偏っている場合です。
遺言の内容が一部の相続に集中しているなどの偏りがある場合は、不公平になるためトラブルが起きやすいでしょう。
被相続人と近しい相続人は相続を受け取れる最低限の割合の遺留分が決まっているため、これが侵害されている場合もトラブルになりやすいです。
□相続するときのポイントとは
相続で起こるトラブルを避けるために、意識すべきポイントを紹介します。
*遺産の分け方を知っておく
不動産の分割方法や評価方法などを事前に知っておくことで、分け前に関するトラブルは起こりづらくなるでしょう。
また、相続権利がある対象なども把握しておくと、予想もしない相続人が出てくるリスクが減ります。
*法定相続人の数を確認する
相続人数を把握していないと、途中で新しい相続人が出てきたり、話がまとまらなかったりします。
できる限り早めに相続人数を確定させて、スムーズに話が進むようにしましょう。
*生前からのコミュニケーションを大切にする
親族同士が良好な関係でないと、遺産の分け方で意見が分かれてトラブルになりやすいです。
被相続人の生前から互いに敬意を持って接し、相続の話が発生してからも円滑に話を進められるように良い関係性を築いておきましょう。
□まとめ
今回は、相続のトラブルについて説明しました。
相続について考えておかないと、いざという時に相続トラブルが起こる可能性が高くなります。
事前に準備しておくことで、相続が発生したときにトラブルが起こるリスクを避けましょう。