滋賀県で相続をお考えの方へ!相続を受け継ぎたくない時の対処法を紹介します!
親が亡くなると必ずしも財産が残っているわけではありませんよね。
親が借金を残してしまっている場合もあります。
そんな時には相続放棄という手段が取れることをご存知ですか。
今回は相続を受け継ぎたくないという方向けに滋賀県の専門家が対処法を紹介します。
□相続を受け継ぎたくない時の対処方法とは
相続時に、財産として負債が多く残っていたり、田舎の土地や美術品などお金に変換しにくいものしか残っていなかったり、親族間で揉め事があったりするなど遺産相続をしたくない場合は意外と存在します。
そこで取るべき手段として、相続放棄があるのですが、手順や注意点はあまり知られていませんよね。
しかし法律が関係する手続きは適当に行ってはいけません。
はじめに相続を受け継ぎたくない時の対処方法の流れを解説します。
相続放棄をする場合は、まず司法書士に相談することをおすすめします。
必要な書類は複雑ですし、相続人調査なども依頼できます。
司法書士に相談した結果、放棄することが決まったら戸籍謄本や住民票、収入印紙などの相続放棄に必要な書類を準備しましょう。
それらが終わると、司法書士に依頼した調査資料や取得した書類をもとに相続放棄申請書を作成して家庭裁判所に提出します。
最後に、相続放棄照会書が届くので質問された事項に丁寧に答えれば手続き完了です。
□相続放棄における注意点とは
続いて、相続放棄における注意点を紹介します。
*本当に放棄すべきかを検討する
まずは、本当に相続放棄すべきなのかの判断が大切です。
例えば、資産と負債の割合が明瞭でないケースで相続放棄してしまうと後から資産の方が多いと判明しても遺産をもらえません。
この場合に便利なのが限定承認になります。
限定承認とは、資産額の範囲内に限定して負債を相続するというものです。
つまり、負債を資産が上回っていた場合は、その分の資産を相続できることになります。
それならば、相続放棄はいらないのではないかと思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、限定承認は相続人全員が共同で行う必要があるため使い勝手が非常に悪くなる場合があります。
*期限内に手続きを終わらせる
次に注意すべきポイントとしては、期限内に手続きを完了させてしまうということです。
相続放棄は、申し込み期限が相続開始を認知してから3ヶ月以内に行う必要があります。
うっかりしていて忘れたり、葬式などの手続きで忙しく申請できていなかったりすると負債を相続する羽目になります。
□まとめ
今回は、相続放棄の手続きと注意点について解説してきました。
遺産相続は失敗すると親族間でわだかまりができてしまいますし、多額の負債を受け継いでしまうと生活が苦しくなります。
相続に関して少しでも不安や疑問点があればお気軽に当社までご連絡ください。