土地の相続を共有名義にしたい!滋賀の方へメリットとデメリットを紹介します
夫婦や両親と住宅を購入するときに、土地の相続を共有名義にしたいと考えている方はいらっしゃいませんか。
しかし、共有名義にする前に特徴や注意点を知っておく必要があります。
そこで、今回は土地を共有名義にすることのメリットとデメリットを、滋賀の専門家が説明します。
□共有名義のメリットとデメリットをご説明します
*共有名義にするメリットとは
共有名義にするメリットは、住宅ローンの控除と住宅を売却するときの特別控除が二重になることです。
通常は夫婦の片方のみが控除されますが、共有名義にすることで夫婦双方が控除を受けられるため控除額は大きく変わります。
*共有名義にするデメリットとは
不動産を共有名義にすることによるデメリットは、以下の3つがあります。
1つ目のデメリットは、売却するときは共有者全員の承認が必要なことです。
所有しているのが自分だけではないため、持ち分の割合は関係なく、他の所有者に許可をもらう必要があります。
売却するときは、名義人全員の署名と判子を用意しましょう。
2つ目のデメリットは、共有者が亡くなると相続の対象になることです。
不動産を共有名義人が亡くなると、その人の持ち分が相続の対象になります。
共有名義の相続人が複数いる場合は、どう相続するかを決めるのが難しいでしょう。
3つ目のデメリットは、ローンの諸費用が余計にかかる場合があることです。
不動産を購入するときや住宅ローンを契約するときには、事務手数料といった諸費用がかかります。
この費用が共有名義の人数分かかる場合もあり、本来払う必要のない支払いが生じます。
□共有名義にするときの注意点を説明します
共有名義にするときには、以下のようなトラブルが起こる可能性があります。
1つ目は、権利関係が複雑になることです。
共有名義の不動産の共有者が増えていくと、権利がどうなっているのか混乱しやすくなります。
共有者同士で知らない人がいる場合は、連絡が取れないといった問題が起こらないようにしましょう。
2つ目は、誰が管理するかで揉めることです。
不動産を持っているため、その土地を誰かが管理する必要があります。
しかし、管理すべき対象である共有名義人が複数いるため、誰が行うかを決めるのは困難です。
うまく話し合いがいかなければ、揉め事の原因になりかねません。
□まとめ
今回は土地を共有名義にすることによるメリットとデメリットについて説明しました。
共有名義にすることで住宅ローンの控除で得をする一方で、複数人で所有するため、管理で揉めやすいというデメリットがあります。
共有名義にする際は、事前にデメリットや注意点を把握したうえで判断しましょう。