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相続ブログ

滋賀で相続をお考えの方へ!連絡がつかない人がいる時の対処方法を紹介!

2020年07月29日

相続において最も困ることの一つに、連絡がつかない人がいるというものがあります。
しかし、相続人が揃わないと遺産分割に関しての話し合いができませんよね。
そこで今回は、相続時に連絡がつかない方がいる場合の対処方法を紹介します。

□連絡が取れない人がいる時の対処方法を紹介

相続人の中に連絡が取れない人がいるからといって、勝手に遺産分割協議をするわけにはいきません。
全ての法定相続人が参加することが遺産分割協議における条件となるからです。
もし、連絡のつかない人を除外して協議を開いたとしても、不動産や車などの名義変更を行えないので意味がありませんよね。

連絡がつかない人には、連絡を無視している人と本当に居場所がわからない人の2種類あると思います。

*連絡を無視している人への対処法

遺産相続の手続きを無視している人は、疎遠であったり、仲が悪かったりと様々な理由が考えられます。
関係がかなり悪化してしまうと、いくら説得しても協議に応じてくれないかもしれません。

連絡を無視され続けた場合の手段としては、家庭裁判所で遺産分割調停を申し立てて話し合いをするという選択肢があります。
裁判所による調停でも話し合いが成り立たなければ、遺産分割審判となって裁判所が遺産分割の方法を決定します。

*連絡が取れない人への対処法

連絡先がわからなかったり、居住地がわからなかったりすることが理由で、連絡が取れない場合は「不在者財産管理人」という制度を利用できます。

これは本人の代わりに財産を管理する人を立てるもので、不在者管理人を付けられると相続手続きが進められます。

また、連絡が取れず生死不明の状態が7年以上続いている場合は、失踪宣告を出せます。
これは、長期間行方がわからない方を死亡したとして扱う手続きになります。
死亡扱いになると、遺産分割協議に参加させる必要がなくなります。

□連絡がつかない人に対するアプローチとは

続いて、連絡がつかない人に対するアプローチの仕方を紹介します。

相続分割協議に参加しないことに対するデメリットをしっかりと伝えるようにしてください。
この際に、連絡を無視していることの理由を考慮しつつ、感情的になりすぎないようにすると良いでしょう。

□まとめ

今回は、相続において連絡がつかない方がいた時の対処方法を紹介しました。
本記事で紹介したように、遺産分割協議を行うためには相続人全員の参加が求められます。
相続人が円満に相続を行えるのがベストですが常にうまくはいきません。
もし問題が生じれば本記事で紹介したポイントを押さえて対処してみてください。