滋賀で相続!相続人の一人と連絡がつかない場合はどうすればいい?
「相続人と連絡がつかない場合にはどうすれば良いのか?」
相続を考えているときに、相続の対象者の誰とも連絡できないこともあるかもしれません。
うまく話し合いを進めるためにも対処法を知っておきたいですよね。
そこで今回は、相続人と連絡がつかないときにどうすれば良いかを滋賀の法務事務所がご紹介します。
◻︎相続人と連絡がつかないときの対処法
遺産分割協議は全員の意見を踏まえて決めることが求められているため、相続人に連絡をする必要があります。
したがって、相続の対象者の誰かを無視した状態では、法的に遺産分割協議を進められません。
相続人と連絡がつかない事態を解決するためにおすすめの方法は、以下の三つです。
*戸籍謄本をたどって本籍地を調べる
基本的には、他者の戸籍謄本を取得するのは難しいです。
しかし、相続などの問題の解消が目的であれば行えますので、事情を説明して取得しましょう。
戸籍謄本は、その方が生まれてから亡くなるまでのことが記載されています。
除籍謄本・改製原戸籍にもまたがっている可能性があるため、連続しているかを確かめましょう。
その際に、連絡がつかない方の元々いた場所や転籍先を見つけられることもあります。
*戸籍の附票を取得する
本籍地が判明しても、その場所に住んでいるとは限りません。
住民票が本籍地とは別の場所にあることも考えられます。
そこで、戸籍の附票を取得しましょう。
これには、本籍地を定めてからの住所履歴が書かれています。
戸籍の附票を調べることで現在の住所がわかるため、より連絡の可能性が高まります。
*電話が厳しいのであれば手紙を出してみる
電話で連絡をしようとしても、なかなか受け取ってもらえないこともあるかもしれません。
特に初めて電話する場合には、相手も怪しいと思って出ない場合もあるでしょう。
その場合には、他の方法で連絡ができないかを考えましょう。
おすすめの方法は手紙を出すことです。
どのような方が亡くなったのかを詳しく説明し、遺産分割協議に出てもらう必要がある旨を伝えましょう。
当然ですが、ご自身の電話番号や住所などの連絡先も伝えて、音信不通を解消したい意思を示すのも大切です。
◻︎まとめ
今回は、相続人と連絡がつかないときにどうすれば良いかについて滋賀の法務事務所がご紹介しました。
戸籍謄本をたどる・附票を取得して現住所を知る・手紙を出すなどの方法を試してみましょう。
難しい場合には、弁護士や法務事務所に相談するのがおすすめです。